Opinion
ノルウェー政府のプレインランゲージの導入とその利点の紹介
Torunn Rekstenさま
(ノルウェー政府 言語諮問委員会 ユニット長代理/ISO-TC37 委員)
プレインランゲージ専門家。ノルウェーでのプレインランゲージを主導するノルウェー言語諮問会のユニット長代理。2008年以来、同国の公共コミュニケーションの新しい基準であるプレインランゲージの認知度を高めるため、中心的な役割を果たしてきた。プレインランゲージ国際規格のISOワーキンググループ11の起草委員。
プレインランゲージが肯定文を推奨する理由
中村 新一さま
(株式会社エイアンドピープル 顧問)
2022年よりプレインジャパニーズ診断ツール構築に参画。2023年から東京大学とのプレインジャパニーズ診断ツールの共同研究に参画中。
欧州議会での明確かつ多言語でのコミュニケーション
Angelika Vaasaさま
(欧州議会 翻訳総局 クオリティコーディネーションユニット⻑)
欧州議会(EP)の翻訳サービス 品質管理担当。欧州議会の「市⺠⾔語政策」と呼ばれる「プレインランゲージ」イニシアティブに関与。ISO の翻訳・プレインランゲージ規格でも活動中。
「やさしい日本語」からプレインジャパニーズへ:国際コミュニケーションの新潮流
庵 功雄さま
(一橋大学国際教育交流センター 教授)
1967年大阪府生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。大阪大学助手、一橋大学講師、准教授を経て現職。専門は日本語教育、日本語学。「やさしい日本語」研究グループ代表。著書に『やさしい日本語-多文化共生社会へ』『「日本人の日本語」を考える-プレイン・ランゲージをめぐって』など、共著に『「やさしい日本語」表現事典』など、多数。
米国におけるプレインランゲージのメリット
アネッタ・L・チークさま
(the Chair of the Standards Committee of the International Plain Language Federation, the Board of Clarity International)
アリゾナ大学で人類学の博士号を取得。米国連邦政府に25年間勤務し、主に規制の策定や施行に従事。2003年の設立から2014年6月まで、Center for Plain Languageの会長を務め、2010年の平易記載法成立に尽力。現在はClarity Internationalのボードメンバーとして活動。ISOでプレインランゲージの規格開発に携わり、国際プレインランゲージ連盟の規格委員会の会長も務める。
プレインランゲージとブランド構築の関係
クリストファー・バルムフォードさま
(Words and Beyond 取締役、Clarity 元代表、ISO 委員会コンビナー(召集者)、弁護⼠)
1996年、オーストラリアの法律事務所Phillips Fox(現在は国際法律事務所DLA Piper の⼀部)にプレインランゲージ部⾨を設⽴。1999年、コンサルタント会社Words and Beyond を設⽴し、プレインランゲージのトレーニング、⽂書のリライトサービス等を提供。2000年には、オンライン法律⽂書プロバイダーCleardocs を設⽴(2011 年にThomsonReuters が同社を買収)。
プレインランゲージとユーザビリティ、アクセシビリティ
山田 肇
(東洋大学名誉教授、特定非営利活動法人情報通信政策フォーラム理事長、コンサルタント、科学技術振興機構社会技術研究開発センタ「安全な暮らしをつくる新しい公/私空間の構築」研究開発領域総括、高齢社会対応標準化国内委員会委員長、IEC SyC AAL日本代表、JAPL理事)
編著「情報アクセシビリティ:やさしい情報社会に向けて」(NTT出版)など著書多数。
プレインランゲージに関する誤解とその真実
Joe Kimble(ジョー キンブル)さま
(ウェスタンミシガン大学 名誉教授)
ウェスタンミシガン大学クーリー法科大学院にて30年間、リーガルライティングを教える。これまでに出版した論文は多岐にわたり、全米および海外で175以上のセミナーやプレゼンテーションを実施。『The Scribes Journal of Legal Writing』のシニアエディター(元編集長)、『Michigan Bar Journal』の「Plain Language」コラムの編集者、Center for Plain Languageの創設ディレクター、国際組織Clarityの元会長、連邦裁判所全規則のリーガル起稿コンサルタント。著書『Writing for Dollars, Writing to Please』
プレインランゲージによる具体的な成果
Joe Kimble(ジョー キンブル)さま
(ウェスタンミシガン大学 名誉教授)
ウェスタンミシガン大学クーリー法科大学院にて30年間、リーガルライティングを教える。これまでに出版した論文は多岐にわたり、全米および海外で175以上のセミナーやプレゼンテーションを実施。『The Scribes Journal of Legal Writing』のシニアエディター(元編集長)、『Michigan Bar Journal』の「Plain Language」コラムの編集者、Center for Plain Languageの創設ディレクター、国際組織Clarityの元会長、連邦裁判所全規則のリーガル起稿コンサルタント。著書『Writing for Dollars, Writing to Please』
日本の未来のカギを握るプレインリーガル・ランゲージ
Carol Lawsonさま
(法学士号・文学士号(アジア研究学)(オーストラリア国立大学)、翻訳学修士号(優等卒業)(シェフィールド大学)、 法学修士号(ニュー・サウス・ウェールズ大学)、大学院法学研究科博士後期課程 (オーストラリア国立大学))
オーストラリア首都特別地域弁護士の資格獲得。
判例と法令の分野を中心とした日本のリーガル文書の英訳において長年の経験を持つ。現在はニュー・サウス・ウェールズ大学法学部で教鞭をとると同時に、日本法令外国語訳推進会議の構成員を務める。過去には早稲田大学大学院の法学研究科および名古屋大学大学院法学研究科でも教壇に立つ。また、 クイーンズランド大学大学院日本語通訳・翻訳修士課程(MAJIT)のカリキュラムの一環として10年以上に渡って日英法律文書翻訳を教えた経験を持つ。オーストラリア通訳翻訳検定機関(NAATI)和文英訳検定審査会審査員も務めた。2014年、倉田哲郎氏と共著で「わかりやすい語法による英文就業規則のつくり方」(日本法令 )を上梓。
コミュニケーションの秘訣は相手の立場にたって話すこと
大河原眞美さま
(高崎経済大学名誉教授、法と言語学会長、群馬県労働委員会公益委員、前橋家庭裁判所調停委員・参与員)
アメリカのアーミッシュのドイツ語と英語の言語使用調査をしているうちに、アーミッシュの馬車裁判に遭遇し、裁判所で関連文書を閲覧し英語の司法言語に関心を持つようになった。日本の裁判員制度導入を契機に日本語の法律用語の研究を始めた。2015年に前橋家庭裁判所長賞、2020年には群馬県総合表彰(労働行政)を受賞している。著書は『裁判おもしろことば学』(大修館書店)、『法廷の中のアーミッシュ』(明石書店)など多数。
結論は先に、表現はストレートに「持ち帰って検討します」は禁句
内田和成さま
(早稲田大学ビジネススクール教授、元ボストン コンサルティング グループ日本代表)
日本航空を経て、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)入社。2000年6月から2004年12月までBCG日本代表。ハイテク、情報通信サービス、自動車業界を中心にマーケティング戦略、新規事業戦略、中長期戦略、グローバル戦略の策定・実行支援を数多く経験。2006年には「世界でもっとも有力なコンサルタントのトップ25人」(米コンサルティング・マガジン)に選出された。2006年から現職。著書に、『仮説思考』『論点思考』『右脳思考』(東洋経済新報社)
ビジネスでは「美しい」ではなく「伝わる」英語が大事
Neil van Wouw(バンワウ ニール)さま
(株式会社バンテン 代表、在日カナダ商工会議所 会頭)
1998年に株式会社バンテンを創設。クラウドベースのデジタルサイネージのパイオニアとして、いち早く日本市場に進出。日本最初期のインターネットプロバイダーGlobal Onlineの元CTO。モットーは「テクノロジーをシンプルにすることが、効果的なコミュニケーションを生み出す」。日本を含むアジア各国で頻繁に講演活動を行う。現在は、在日カナダ商工会議所会頭を務める。プライベートでは3人の子供の父親で、ロックバンドのシンガーとしての顔ももつ。禅瞑想を35年にわたって実践。
https://www.vanten.com/company/
法律用語をきっかけに 世界中の言語の平易化・標準化が進行中
Kyal Hill(カイル・ヒル)さま
(Clarity日本代表、弁護士(オーストラリア、ニューサウスウェールズ州))
オーストラリアのクイーンズランド大学で日本語通訳・翻訳で修士号(MAJIT)を取得後、法律翻訳を専門に翻訳者として活躍。弁護士資格を取得後は東京の大手国際法律事務所の東京オフィスで技術開発や企業合併・買収等の契約書(英文・和文)の作成、精査、交渉に従事。法律分野でのプレインランゲージを推進する国際的な団体Clarityの日本代表としても普及活動に取り組む。
プレインイングリッシュは 最強のコミュニケーションツール
Andrew Silberman(アンドリュー・シルバーマン)さま
(AMT Group, K. K. President & Chief Enthusiast、慶應義塾大学 客員教授)
「グローバルに考える人間を育てる」をモットーに1992年に創設されたAdvanced Management Training Group, KKの共同創設者。イリノイ州シカゴ出身。U. C.バークレー大学で産業社会における政治経済学を専攻。1984年卒業(BA)。1988年、モントレー国際大学院でMBAを取得。東京在住。妻とふたりの子供と暮らす。
https://www.amt-group.com/
info[at mark]amt-group.com
簡潔、明確に書くことで円滑なコミュニケーションが可能に
Darcy Kishidaさま
(Attorney-at-Law with Kojima Law Offices (Tokyo, Japan) (licensed in New York, Washington, D.C., and Hawaii))
米国の弁護士として20年近くのキャリアのなかで、明確かつ平易な英語(プレインイングリッシュ)で文章を書くことが大切であると感じています。できるだけ簡潔、明確に書くことで円滑なコミュニケーションが可能になります。
https://www.kojimalaw.jp
kishida [at mark] kojimalaw.jp
効率的に伝えるために、明確かつ簡潔に書くことが重要
Don Nishioさま
(CPA)
私はネイティブスピーカーです。40年間 会計士としてビジネス英語を書いており、クライアントやカナダの税務当局(CRA)にさまざまな会計および税務問題について頻繁に手紙を書いています。その間、メッセージをできるだけ効率的に伝えるために、明確かつ簡潔に書くことが重要であることを学びました。