各国の動向Trends in Each Country
アメリカ政府:
1970年代に導入
官公庁への国民からの問い合わせが減少、意思疎通が原因で生じた訴えや訴訟のコストが激減。
納税者が法的義務を果たすなど、政府からの情報発信力が向上。米国大統領スピーチなどでも使用される。
1997:米国証券取引委員会
1998:企業の開示財務資料
1980:全米保険監督官協会
1980:新聞・雑誌
2010:プレインライティング法
カナダ政府:
「市民とのコミュニケーションに必ず平易な言葉と適切な文法を使用する」と宣言(2012年)
フィンランド政府:
所得税、交通安全に関する全ての法律、市民とのコミュニケーションにおいて平易な言語を使用する(2011年)
オーストラリア政府:
州政府・法律専門家
所得税、交通安全に関する法律を平易な英語で表記(1995年-2000年)
イギリス政府:
公正取引局、政府機関
特定の消費者契約を平易な言葉で表記。地方自治体、厚生サービスおよび大手金融会社などにも普及(1970年代後半)
南アフリカ共和国:
消費者とのコミュニケーションにおいてプレインランゲージ(Plain Language)の使用を義務付ける政府法令(1998年、2008年)
ノルウェー政府:
「公的サービスにおけるプレインランゲージの使用」プログラムを開始(2009年)
ニュージーランド政府:
プレインランゲージ法(2022年)
EU(欧州連合):
情報を読みやすく理解しやすくするためのヨーロッパ規格(2014年)
フィリピン:
政府が取り扱う文書にプレインランゲージの使用を求める法案「Senate Bill 1911」提出(2020年11月)
グローバル:
International Plain Language FederationがプレインランゲージのISO規格策定のための活動開始。まずオーストラリア政府がISO規格を成立させ、国際標準化へ(2009年-)
ISOプレインランゲージ国際標準規格(2023年6月)