PLMS認証制度の概要

プレインランゲージ・マネジメントシステム認証制度の概要

プレインランゲージ・マネジメントシステム(以下PLMS)認証は、簡潔で明瞭な文書を作成するための国際標準「プレインランゲージ(Plain Language)」を国内に普及するための認証です。
本認証を受けるための様々な行動を通じて、組織はその構成員に対して、文書作成時には常に「プレインランゲージ」の考え方やスキルに配慮するよう動機付けることができます。その結果として、コミュニケーションがより円滑となり、組織全体の生産性向上への寄与が期待できます。

PLMS認証の必要性

日本語の文書については、巧拙を問われることはあっても、業務を左右するほどの問題が生じることは多くありません。このため、組織において文書の質に関して、品質や環境のようなISOなど特定の規格を根拠としたマネジメントシステムを設置するという動きはこれまでほとんどありませんでした。

一方、英語など外国語の文書については、日本人が作成する文書は、「過度に丁寧、婉曲、結論が見つけ難い」という特徴があると言われ、外国人に「読んでもらえない」、「誤解される」などの業務を左右する問題が生じる可能性があります。外国語の文書作成を個人の才覚に依存することにはリスクがあり、ベースとなる日本語の文書を含めて、文書の質を組織として管理する(マネジメント)仕組み(システム)の必要性が増しています。

PLMS認証は、このマネジメントシステムの設置を後押しするとともに、設置されたマネジメントシステムが適切に機能していることを確認し認定します。

PLMS認証の効果

本認証を取得することによって、組織が作成する日本語および外国語の文書が、読み手にとって読みやすい以下のものに変わっていくことが期待されます。

  1. 相手が迅速に読める、または読みたくなる文書
  2. 相手が文書のポイントを素早く掴める文書
  3. 相手にとってわかりやすい平易な文書

PLMS認証制度の2段階の基準

BasicAdvanced
(2021年~申請受付開始)
目的 組織全体がプレインランゲージについて理解を深める組織全体がプレインランゲージについて理解を深め、配信する文をプレインランゲージにするための体制を作る
責任者の任命
担当者の選任と推進組織の編成
目標および行動計画の策定
目標および行動目標の組織構成員への周知
行動計画の実施
(主として(1))

((1)~(4)、その他)
行動(1)
研修の実施
行動(2)
新規文書のプレインランゲージ対応の自己評価と改善
行動(3)
外注業者への方針周知、ガイドライン共有化、フィードバック
行動(4)
作成文書のプレインランゲージ対応の第三者機関によるサンプリング評価
行動 その他
行動計画の実施結果の振り返り
(主として(1))

((1)~(4)、その他)

認証の流れ

認証の流れ

認証費用

BasicAdvanced
(2021年~申請受付開始)
一般300,000円(税別)
JPELC会員200,000円(税別)

有効期間:3年間

認証申込み手順

1.登録
 企業・団体登録を行ってください。
 登録後、ID、パスワードをお送りします。

2.申請
 申請画面の項目をご確認の上、入力を行ってください。申請後、申請費用の振込先情報をメールでご連絡しますのでご入金をお願いします。振込完了および申請書類に全て不備がないことの確認をもって申請完了といたします。

3.審査
 申請完了後、2週間以内に審査結果をお知らせします。


プレインイングリッシュの申請(Advanced)はこちらから
(2021年~申請受付開始)

プレインジャパニーズの申請(Basic)はこちらから
(2021年~申請受付開始)

プレインジャパニーズの申請(Advanced)はこちらから
(2021年~申請受付開始)