米国の第47代大統領に共和党のドナルドトランプ氏が1月20日(日本時間21日)に就任しました。
彼の就任演説の英語をめぐって、ネット上では興味深い意見が飛び交っているので紹介したいと思います。
私の著書でも紹介しましたが、アメリカの歴代大統領(リンカーン大統領以降)の遊説演説や就任演説にはプレインランゲージ(プレインイングリッシュ)※1で語られており、プレインランゲージはPlain Writing Actという法律にもなっています。
※1:引用カーネギーメロン大学言語学研究所研究論文
コンテンツ紹介
【米山明日香 青山学院大学准教授/News Picks】
「トランプ大統領の就任演説に見る英語と国民の変化」https://newspicks.com/news/11163802/body/
【森永康平 /経済アナリスト Youtube】
池上彰氏「トランプ大統領の英語は中学生並み」と批判https://www.youtube.com/watch?v=StZ_S5GFD-g
【高橋洋一氏/経済学者 Youtube】
https://www.youtube.com/watch?v=yfZnqfYo_DU
高橋氏は米国社会やプレインランゲージのこともご存じの上でコメントされています。
池上氏は小学生にもわかりやすく政治や経済を『プレインジャパニーズ』で解説することを得意とされています。そんな彼が、プレインランゲージのトランプ氏の演説をディスっているのは興味深い。なぜなら池上さんの専売特許である明瞭で簡潔なコミュニケーションを否定しているようなものだからです。
もし、外国人が彼の日本語を「中学生レベルの日本語」とディスられたとしたら、きっと彼は「何を言っているんだ。難しいことを小、中学生にも理解できるように説明する方が難しく、アナウンサーでもそれができるのは私くらいだぞ!」と反論するのだろうか。