前回のブログでは、ヘルシンキ宣言をプレインランゲージに書き換える活動についてお話ししました。
言葉の壁を取り払うこの画期的な試み、ぜひ実際の論文でその鮮やかな変化を体験してみてください。
難しい医学用語が、私たちの日常の感覚に近い「プレインランゲージ」に書き換えられています。
論文はこちらです。栗原千絵子 他(2024)『わたしたちのWMAヘルシンキ宣言 ─ 患者・市民の意見と提案 ─』臨床評価 52(1)
※書き換えの例は10/41ページ以降にあります。
橘川 真澄
(JAPL理事)
前回のブログでは、ヘルシンキ宣言をプレインランゲージに書き換える活動についてお話ししました。
言葉の壁を取り払うこの画期的な試み、ぜひ実際の論文でその鮮やかな変化を体験してみてください。
難しい医学用語が、私たちの日常の感覚に近い「プレインランゲージ」に書き換えられています。
論文はこちらです。栗原千絵子 他(2024)『わたしたちのWMAヘルシンキ宣言 ─ 患者・市民の意見と提案 ─』臨床評価 52(1)
※書き換えの例は10/41ページ以降にあります。
橘川 真澄
(JAPL理事)
『ヘルシンキ宣言』は、人を対象にした医学研究を行うときの「倫理の基本」をまとめた文書です。
医師の団体が医師のために作ったもので、研究の現場では大切にされています。
しかし、一般の人にはあまりなじみがなく、研究への参加をお願いされたときに渡される説明書で、初めて名前を目にする方が多いと思います。
実はこの宣言、専門用語が多くて、とても難しい内容です。
読む人が理解しづらいままでは、「研究に参加します」と自分で納得して決めることができない。医療に関する大事なことをもっとわかりやすく伝えたい。
こうした思いから、この難しい文書を、誰もが理解できる「プレインランゲージ」に書き換える画期的な活動が進んでいます。
2024年にはその成果が論文として発表されました。
単に言葉を置き換えるだけではなく、「説明を受ける立場の人の視点」を取り入れているところが特徴です。
日本から始まったこの試みは、医療を「専門家だけのもの」から「みんなのもの」にするための大切な一歩と言えるでしょう。
ご参考:再考 ヘルシンキ宣言
橘川 真澄
(JAPL理事)
治験の結果などを一般の方にわかりやすく伝える「プレインランゲージサマリー(PLS)」や「レイサマリー」の活用が、今注目されています,。
日本では海外に比べ普及が遅れており、必要な情報が分散していて見つけにくいといった課題もありますが、改善に向けた取り組みが進んでいます。
具体的には、複雑な治験情報と、すでに発売されて病院などで使えるようになった薬の情報を繋ぎ、一連の流れで情報を得られる環境作りが期待されています。
広告規制などのハードルはあるものの、国を挙げてより使いやすい情報公開システムへの改修や標準化が検討され始めています。
難しい専門用語をわかりやすく伝えることは、患者さんが納得して治療を選択するための心強い支えとなるはずです。
参考:PLS/レイサマリーから考える医療情報アクセスの現状と課題
橘川 真澄
(JAPL理事)