「わかりやすさ」が評価の基準に。GLM社に見るプレインイングリッシュの活用事例

情報開示において「読み手にいかに伝えるか」という視点がますます重要視されています。今回は、プレインイングリッシュを戦略的に取り入れ、外部評価へと繋げた最新の事例をご紹介します。

「わかりやすさ」が評価の基準に。GLM社に見るプレインイングリッシュの活用事例

日興アイ・アール株式会社が発表した「2025年度全上場企業ホームページ充実度ランキング」において、株式会社グローバル・リンク・マネジメント(以下、GLM社)が「総合部門 優秀サイト」に初めて選出されました。

この調査は全上場企業3,937社を対象に、「わかりやすさ」「使いやすさ」「情報の多さ」という3つの視点から、客観的な評価項目に基づいて行われるものです。

情報開示の質を高める具体的な取り組み

GLM社は2024年末から2025年にかけて、重要な情報開示ツールであるコーポレートサイトの構成を大幅に見直し、全体的な強化を進めてきました。

プレインイングリッシュの導入: IRやサステナビリティ関連のコンテンツにおいて、平易かつ明瞭な英語(プレインイングリッシュ)を用いた英文ページの拡充を行っています。

サイトの利便性向上: 14ページを新規追加し、既存の22ページを刷新しました。具体的には、IRの「業績ハイライト」ページにチャートを加工できるジェネレータ機能を追加したほか、ESG関連データの対照表を新設するなど、情報のアクセシビリティを高めています。

「伝わる言葉」への継続的な関心

同社は、2024年にJAPLのプレインランゲージセミナー(主催:(社)サステナブルコミュニティ)に参加されるなど、以前よりこの手法に注目されていたようです。こうした「言葉の質」を大切にする視点が、実際のサイト改善における「読み手にとってのわかりやすさ」として反映されています。

今後の展望:対話を支える情報発信

今回の事例のように、プレインランゲージの手法を導入したことを自社の姿勢として明確に打ち出し、それが外部アワードでの評価に繋がるケースは非常に画期的です。

「情報の質」を追求し、ステークホルダーとの円滑なコミュニケーションを推進するこうした動きは、今後、他の上場企業においても、情報開示の新たなスタンダードとして広がっていくことが期待されます。

ご参考:【GLM】日興アイ・アール「2025年度全上場企業ホームページ充実度ランキング」にて「総合部門 優秀サイト」に初選出

橘川 真澄
(JAPL理事)