24言語で、もっとわかりやすく──欧州議会翻訳部門の新しい名前に込められたメッセージ

欧州議会の翻訳を担当する組織部門である 「Directorate-General for Translation」は、議会文書を24の公用語で提供し、市民にとってわかりやすい形で情報を届ける役割を担っています。 

2025年12月4日、この部門の名称が「Directorate-General for Translation and Clear Language(翻訳および明確な言語を推進する組織部門)」へと改められました。

これは、単なる名前の変更ではなく、市民にわかりやすい言葉で法律や政策を伝えるという姿勢を、組織として明確に示したものだと言えます。 

専門的な翻訳の質を保ちながら、誰もが理解できる多言語情報の発信を目指す——まさにプレインランゲージの精神です。

新しい名称に、欧州が目指す「わかりやすさへのコミットメント」が感じられます。 

ご参考:欧州議会事務総長サイト:DG for Translation and Clear Language

橘川 真澄
(JAPL理事)